子供を怒ることって。どういうこと?

子供を叱ること、怒る事はできればしたくないですよね。怒ることのパワーは凄まじいものです。体力的にも精神的にもストレスになるはずです。

でも、叱らないと、怒らないと子供は分かってくれない、何も変わらない。だから言い続けないといないのです。と、お考えのケースをよく聞きます。躾をするためには必要のことですし、良くするためにはどうしようもないですよね。

でも、怒らなくても叱らなくても良いとしたらどうですか?

怒ることは「第二感情」と呼ばれているます。
第二感情がでるためにはその前に「第一感情」とよばれる感情があります。しかし、普段はこの第一感情を伝える前に、第二感情が先にでてしまうのです。

たとえばですが、
遊園地やデパートなどで子供が迷子になったシーンを思い描いてください。
デパートで娘とはぐれてしまったお母様。
迷子センターでやっと子供を見つけた時どんな言葉がでてきますか?
「何やってたの! あれほど離れるなっていったじゃないか!」
「どうして言う事を聞かないの! ママについてこないとだめじゃないか!」
「いつもいつもお前は、ばかじゃない!」
こんなシーンをたまに目にしますね。

これが第二感情です。
そして、第二感情が生まれる前に実は第一感情が隠れています。

娘さんと出会う前のお母様は、きっと色々なことを考えていたと思います。
「まさか、誰かに連れていかれたのか?」
「もし、怪我でもしていたら、、、、」
「大丈夫かしら、私が一瞬目をそらしたから、、、」
「手を離すんじゃなかった。。。ずっと手を握っていれば…」
「(娘が)不安いっぱいで泣いているんじゃないか…」
きっと、お母様自信が
不安や心配、後悔の念につぶされそうになっていたはずです。
これが第二感情です。

でも、自信のこんな気持ちは娘さんを目の前にしたとき。
不思議に忘れてしまうのです。
もしこの時。第一感情で気持ちを伝えられいれば、
「お母さん、○○ちゃんが誰かに連れて行かれてしまったんじゃないかと、心配して心配していてもたってもいられなかったんだよ。○○ちゃんの手を話したこと後悔していたんだ。でもね、○○ちゃんと会えて本当に良かった。 ○○ちゃんも不安だったね。もう迷子にならないように、いつも一緒にいようね。お母さんから離れないようにしてね。」
こんな言葉を掛けられたのではないでしょうか。

子供からしても、怒鳴り散らかされるより
よっぽど次は気をつけようと思うはずですし、
大切にされていると思うはずです。

でも、優しくすると言う事を聞かないのでは?
と思うかもしれません。
でも、目的は「また同じように迷子にならないこと」であって
怒ることではないですよね。

一度お試しください。

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