相談者の心の支えとして。
相談者の理解者として。
優しくそばにいてあげてください。

心理カウンセリングや診療内科が必要になるご相談者の状態は人それぞれです。「メンタルを鍛えたい方」「より楽しく毎日を過ごしたい方」「心をリフレッシュしたい方」もいれば、「仕事や子育てをする自信がない」「自分を消して無くしたい」など、メンタル的な症状から抜け出したい方もいらっしゃいます。後者の場合、心理カウンセリングや診療内科で診断を受けることはもちろん大事なことですが、何よりもいつもそばにいる、あなた(パートナーやご家族)の存在がとても重要となります。

ご相談者の心理として、「自分はだめな人間」「診療内科や心理カウンセリングを受けていることが恥ずかしい」「弱い人間と思われる」など、現状に対してすごく後ろ向きであり否定的な場合もあります。そんな中、ひとり孤独で過ごしています。「そうならば、相談してくれればいいじゃないか。信頼できないの?」といわれるパートナー・ご家族の方がいらっしゃいますが、それは違います。パートナー・ご家族の方を信頼していないのではなく、「こんな自分をどう思われているのか」「こんな自分は嫌われてしまうのでは?」という気持ちでいっぱいなのです。

心理カウンセラーは、ご相談者が「いま」の状況から抜け出すためのお手伝いをしていますが、本当の心の支えにはなれません。皆さまにお願いしたいのは、いつもそばにいる皆さまが、ご相談者にとって「そばにいるだけでも良い『安心できる』」存在になることです。

パートナー・ご家族の方にお願い

では、実際に「どうすればいいの?」というご質問になるかと思います。
もちろん、パートナー・ご家族の皆さまに、心理カウンセリングを勉強してもらい接してもらうのが一番です。ただ、そうは行かないですね。ここで皆さまも気負いすぎ、疲れてしまわないようにしてください。結論、自然体でいるということです。とはいえ、心構え的なものはありますのでご紹介します。

話を聞いてあげること

相談者は孤独です。自分の問題であり、自分で解決しないといけないと思っているケースが多いです。しかし、人に「言わない」のではなく、「人に言えない」のです。こんな悩みを人に話したら「自分は弱い人間」「だめな人間」と思ってしまうのです。よっては、皆さまは相談者を『評価』する側に回らないでください。そっと相談者の話を聞き、うなずくだけ、話を聞いてあげるだけで良いのです。

考え方を押しつけないこと

相談者が皆さまに答えを求めているのであれば、皆さまの考え方を伝えることは良いと思います。しかし、それは皆さまの考え方であること、それだけが「答え」ではないことを意識してください。皆さまの「答え」に依存してしまえば、今後も皆さまがいつもいないと「だめ」な状態になってしまう恐れがあります。考えを押しつけず、相談者が自ら判断で

「もっと頑張れ!」など今以上の負荷を掛けないこと

相談者はいつも頑張っています。抜け道のない現状から抜け出せずに悩みもがいているのです。これまでにない苦しみやストレスを抱えている状態は、並々ならない状態であり『既に頑張っている」状態です。今以上に負荷をかけるのでなく、その負荷を『少し持ってあげる』『肩から下ろしてあげる』つもりで接してください。

価値観を認めてあげること

「自尊心が傷ついている」状態である。そうお考えください。自尊心とは「その人それぞれが自分の価値を感じ、自分を大切にできる感覚」です。相談者の多くはこの自尊心に何らかの欠如が生まれています。別の言葉でいうと『自信を無くしている』状態です。そんな時に一番大事なのは、皆さまだけはこれまでとは変わらずに、相談者の価値観を認めてあげてください。

自然体でいること(特に意識しない)

今まで4つの心構えをお伝えしましたが、難しいと感じられるかもしれません。しかし、無理に全てを完璧に対応することもありません。そんな場合は、皆さまは自然体でいてください。腫れ物にさわるようになのでなく、皆さまにとってこれまでと変わらない「大事なひと」。その気持ちが相談者に伝わることが大事です。

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※目安:東村山、西武新宿から30分圏内。
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